金属を紙のように薄く延ばした「箔」を扱う事業です。
箔とは、金属を紙のように薄く伸ばしたもので、当社では包装材料や電子部品など幅広い分野に箔製品を提供しております。
当社は大正時代からアルミ箔を海外から輸入し、日本の金属箔の需要に対応しておりましたが、輸入品は割高で国産品の登場が待たれていました。昭和6(1931)年、当社は国内メーカーと協力しアルミ箔の国産化に着手。翌年に販売を開始しました。現在、アルミ箔は年間3,000トンを超える取扱量で、電子部品材料、食品・医薬品包装材、建材など幅広い用途に販売しております。
金属粉やパール粉など、豊富な品種の粉末材料をご提供します。
パウダー事業は、金属粉、パール顔料、機能性顔料などのパウダー類をご提供する事業です。各種産業分野の用途に応じて、さまざまなパウダー材料をバリエーション多く取り揃えております。特にメタリックカラー用は、稀少品を含んで豊富な色数を誇っています。これらパウダー類は、塗料やインクと組み合わせることによって、自動車や医療機器、電子部品、情報機器などの製品に活用されます。
当社のパウダー事業は、大正5年に金粉を輸入したことに始まります。当時の国内製の金粉は極めて粗悪だったため、良質な金粉を求めて日本で初めてドイツから輸入したのが当社のはじまりです。その後も金粉の品質に応じて、国産やアメリカ製などを探し出し、常に最高の品質のものをお客様に提供してまいりました。国内外問わず質の高い製品を探求するという姿勢は、創業時から少しも変わらない当社のDNAです。
当社は今後もお客様のニーズに応じて、さまざまな粉末材料をご提供いたします。
包装形態の企画・製造・販売、充填加工からセットアップまで行う事業です。
当社では、長年にわたりアルミ箔やセロファンを取り扱っていたことから、フレシキブルパッケージをコアとし、高度なバリアー性を要求される内容物の包装に強みを持っております。
当社のパッケージ分野への参入は古く、昭和30年代には包装フィルムのラミネート製造を開始し、その後他社に先がけて設備を導入しました。現在では、一般食品向けから健康食品・化粧品、高い品質管理を要求される医薬品包装材まで対応が可能です。
なお外箱については、当社では別事業で表面加飾材料を扱っている関係で、デザイン性の高い外箱の製造を得意としております。
また、近年では化粧品分野の充填加工やセットアップまで事業の幅を広げています。
素材表面に高級感・機能性を付与する事業です。
当社の表面加飾事業は、大きく2つのご要望に対応します。ひとつは"高級感"を出すというもの。素材の表面をメタリックな質感や金属感、光沢などを加飾して美しく見せます。
当社は金箔・アルミペーストなどの加飾材料を取り扱う一方、昭和29(1954)年に業界でもいち早くメタリックスタンピングフォイルを輸入し、紙や成形品への箔押し加工に取り組みました。平成20(2008)年以降には本格的に成形品の表面への塗装、練り込みなどの加飾に進出し、材質と形状の両面で加飾のノウハウを蓄積しております。
もうひとつは、"機能性"です。表面加工が難しかったエラストマーなどの素材に対して、特殊技術により、傷や劣化の防止・グリップ性向上といった機能性を付与します。なお、当社は高級感・機能性の付与のどちらにおいても材料販売および受託加工を行っております。
当社は、表面加飾に多くのノウハウと深い知見を持っており、材料と加工方法の最適な組み合わせで、あらゆる課題を解決します。