中島金属箔粉工業株式会社

当社の強み

商材開発力

トライ&エラーを繰り返しながらもご要望を実現

当社はお客様の製品開発のパートナーとして、さまざまな技術的課題にトライ&エラーの精神で取り組み、製品化や品質向上を実現しています。
たとえば、「暗闇の中や目の見えない人でも、触っただけで表と裏が分かる包材にしたい」というお客様からのご要望に対し、「片面にエンボス加工を施す」手法をご提案。触感性によって表裏の判別がつくだけでなく、エンボス加工効果によりデザイン性も向上。さらに印刷時のスリッター刃の摩耗低下にもつながり耐久性を向上させる結果ともなりました。
他の例では、金属光沢が得られる特殊印刷技術「コールドフォイル加工」において、当社はコールドフォイル加工対応の印刷機を導入したお客様に対し、箔への印刷の密着強度を上げたり、後印刷適性を改良するなどのサポートを徹底して行いました。また、箔以外の要素として印刷機における接着剤の塗布量や印刷速度の調整などを印刷会社様と供に繰り返し、コールドフォイル加工の品質レベル・生産性を格段に向上させることができました。
電子部品の分野にも当社のトライ&エラーが発揮されています。他と比べて静電容量が大きなわりに小型で低価格なアルミ電解コンデンサ。お客様から「アルミ電解コンデンサで使用するアルミのロールの巻数を長くできないか」という相談を受けました。300kg巻から450kg巻へ、太巻きは進行していましたが、それをさらに超えるご要望です。半年間に及ぶトライ&エラーの結果、巻ズレがなくブロッキングも起こさない600kgの太巻き化に日本で初めて成功しました。
困難なご要望でもお客様と一体となって実現するというこのトライ&エラーの精神は、当社の創業時から脈々と受け継がれています。

世界から商材を発掘・開発し国内向けにアレンジ

お客様から、「インキで鏡面調の高輝度印刷を行いたい」というご要望がありました。当時、国内にも鏡面印刷向けインキはありましたが、まだ実用に耐えうるものはありませんでした。当社は、いち早く2000年に海外製鏡面印刷向けインキアルミ顔料を国内に向けて紹介しましたが、溶剤が不安定で国内のインキにはそのまま使用できませんでした。そこで、ペーストに含まれる溶剤を変更し、アルミ顔料の粒径の厚みや含有量などを調整。試作してはお客様と評価を繰り返すことにより品質向上を図りました。この結果、国内インキメーカー各社から採用され、現在、鏡面印刷向けインキは電化製品や携帯電話といった通信機器などに広く使用されています。
当社には、業界に先駆けて海外製の金銀粉やアルミ箔を輸入してきた実績があります。これからもまだ国内では知られていない海外の優れた商材を発掘し、国内仕様に改良してご提案してまいります。

当社の強み

  • 顧客対応力
  • 商材開発力
  • デザイン性向上への対応
  • 環境基準・規制への対応

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写真提供 (株)太陽堂成晃社様